あいの世界旅行記

発展途上国を中心にバックパックする女子大生の旅キロク

はじめての海外で荷物を盗まれる、、、

 さて、時間はかかりますが私の海外旅行について書いていきます。

まずは最初の旅であり最大のトラブルについて!!

 

 

私の海外旅行のきっかけ、、、

 

学校の友人たちの中には長期休みに海外旅行へ行ったり、親の仕事の都合で海外へ行ったりと、海外慣れしている人もいましたが

私の家は両親ともにパスポートも持っていないような超ドメスティックな家。

私は海外旅行とは無縁のまま高校生に、、、

 

でも、海外旅行が好きな祖母の影響や、小学校で習ったストリートチルドレンや難民の子供たちの姿が心に残っていたこともあって、海外への漠然とした興味や憧れはあった。

 

そして高校にあった海外ホームステイのプログラムが、その漠然とした夢を実現させてくれた。

 

行先はニュージーランド

英語の勉強のために現地の学校に通いながらホームステイ。

 

ホームステイは順調、授業も学校も楽しく、一週間が過ぎたころ、事件は起こる

 

校外学習の一環でオークランド国立博物館に行くという遠足の日

 

みんなでスクールバスに乗り込んで博物館に向かう。

博物館の中には大きな荷物を持ち込めないので、貴重品だけをもってリュックはバスに置いていきなさいと指示された。

 

スクールバスの運転手がずっとバスにいるから安心とのこと、何の疑いもなく置いていく。

 

そして博物館で

ラグビーワールドカップでも有名になった伝統のダンス、ハカなどを楽しみ、バスに戻る。

と、、、、

 

教員が

「バスのガラスが割られています、自分の持ち物がなくなっていないか確認して」

と。

 

順に中に入っていくが、先に入っていった友人が

私のリュックがない!!」

と言い出す声が聞こえ

 

自分の席を見ると自分の荷物もない。

「あれ、上の棚にしまったんだっけ?」

 

自分の荷物がないなんて信じたくない。

棚を探し、座席の下を探し、まわりの席を探す。

やっぱりない、、、

 

私の荷物がない!!

 

盗まれました。

私の他にも9人の生徒が被害にあいました。

 

運転手がトイレに席を立ったほんの数分の犯行、、、

 

帰り道、

割られた窓を紙とガムテープでふさいだだけの応急処置、帰りの高速道路で紙がバタバタと音を立て、冬の冷たい風が吹き込む。

 

悲しさを助長され、泣き出した誰かの声が聞こえる車内、誰もしゃべらない

 

とりあえず今日のところは家に帰りなさいと言われて帰る帰り道、

手にはデジカメとメモ帳、兄へのお土産にと博物館で買ったTシャツだけ

片手で持てるけど両手で抱えて、うつむいて歩く

 

買ったばかりのお気に入りのリュック、友人の誕生日を集めて書いたスケジュール帳、学校の授業のノート、ステイ先の家の鍵、、

いろんなものがなくなったけど、残念だったのは

 

ウォークマン

貴重品だから盗まれてはいけないといつも家の金庫にしまっていたのに、

新しくできた友人に日本の音楽を聴きたいと頼まれて、その日だけ外へもって出ていた。それを盗まれた。

 

そして困ったのが電子辞書

残りのステイ期間、辞書のなるものは自分の頭だけ

言いたいことはほかの単語で説明する

かなりハード、、、

 

高校生で大事な持ち物を丸ごと取られ、服しか残っていないような状態、、、

涙が出てきて、、、

泣いている私に気を使い、ホストマザーが家に電話をかける?と聞いてくれた

でも、いま日本の家族の声を聴いたら、、、

心が折れる

と断った。

 

次の日、、、

 

警察に行く。

 

びっくり、県警クラスの大きな警察署なのに、警官たちがポテチ食べてのんびり

やっぱ平和な国なんだな

 

言われるがままに被害届を出し、保険の申請用に控えをもらって帰る

 

学校へ行くと、先生に呼ばれた

ついていくと、そこには机いっぱいに並べられた日用品、そしてカラフルなリュック!!

かわいそうだからと駆けずり回って買い集めてくれたらしい

 

蛍光色の海外らしいリュックに、文房具セット、櫛にヘアゴムまで!!

心が弱っていたから、本当にうれしいプレゼントだった!!!

 

へこんでも仕方ないし、頼れる人がいるわけでもない

しっかりしなきゃとカラ元気を出し、残りの日程をちゃんと楽しんで、帰国しました。

 

 

さて、治安がいいと有名なニュージー

私の受け入れ先の学校でも史上初だったんだとか

 

のちに犯人は難民の親子二人組と判明したものの、荷物は返ってこない。

 

でも、ニュージーのみんなのやさしさがよくわかる経験でした

 

そして

 

その後、治安が悪いといわれている国々に何度も言っているにもかかわらず、

何も盗まれてない!!

あの時、すべての悪運を使い切ったんですかね、感謝感謝www

 

とはいえ旅にトラブルはつきもの、

これから旅のトラブルも紹介していきますね!!!

 

ではでは~